DBS療法とは、深部脳刺激療法(deep brain stimulation)のことです。脳の深部にある神経核に正確に電極を挿入し、微量の電流を流すことで、電気刺激を受けた神経核の働きをコントロールして、身体の動きに関する様々な問題を解決する治療法です。

具体的には、手の振えや、パーキンソン病患者でみられる筋肉のこわばり、体の動かし辛さや薬物治療の副作用に伴う運動障害を改善させる効果があります。

治療成績では、視床下核という部分のDBS療法では、手術前と比べ内服しているドパミン製剤の量を平均55%減らすことができ、その上で薬が効いているときの症状を20%程度、薬が効いていないときの症状を50%程度改善させることが可能です(Unified Parkinson disease rating scale Part IIIの術前術後の比較による自験例での成績より)。

#01中脳黒質の解剖学的位置