プライマリケアとは?
「プライマリケア」とは、「患者さんの抱える問題に対処し、家族や地域の枠組みの中で責任をもって診療する医師によって提供される総合的な医療」のことで、日本においては、主に開業医や一般病院の外来の医師がその役割を担っています。一方で、日本の医学システムは診療科(=内科/外科や臓器別)に分けられていることが多く、患者さんの抱える問題に総合的に対処できるシステムはあまり整っていないのが現状です。
脳神経外科医のキャリア
脳神経外科医は研修医、専攻医を経て、脳神経外科専門医に認定されます。さらに、それぞれの分野について重点的に訓練を受け、血管障害や腫瘍などそれぞれの専門領域に特化した脳外科医が養成されます。また、中には脳神経外科専門医は病院や診療所を設立し、地域医療に貢献しています。
地域と医療との距離を縮める
何か症状があったときに、すごく緊急性の高い場合を除いて、近くの病院や診療所に受診することになると思います。
多くの病院の外来では、非常に混雑しており待ち時間が長く、朝早く受付しても、呼ばれるのは昼頃といった経験は皆さんもあるでしょう。そして、実際の診察自体は5分程度でがっかりしたということもよく耳にします。
また、病院を受診する際に「何科に行けばいいかよくわからない」という悩みもよく耳にします。例えば、認知症であれば、脳神経外科のほかに脳神経内科、精神科、総合診療科などさまざまな診療科が担当しています。めまい症状も内科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、どの科に行っても診察してもらえます。一方で、自分の科の専門外になると、ほかの病院に紹介され、病院を転々としなければいけないという問題点もあります。
我々のチームはこの問題を解決すべく、オンラインで情報提供するサービスを始めました。何か症状があった場合に、その症状はどれほど重症なのか?他にどういう症状があれば緊急性が高いのか?まず何科を受診すればいいのか?などといったことがわかるポータルサイトを作っていきます。
また、病名や病状、治療法を聞いたとしても、すぐに理解できず、判断に迷うことも多々あると思います。一方で、再度主治医の先生と話す機会がなかなか設けられないケースもあるでしょう。病名や治療法などについて、全体像をもう一度確認したいとき、すぐに調べることができる仕様を目指しています。
私たちは何ができるのか?
当サイトが今後情報提供するのは以下のような内容となります。