2024年から開始予定の医師の働き方改革により、とりわけ地方の病院を中心に、当直医を含めた人材確保が急務になることが予想されます。本改革により、勤務医の時間外労働の年間上限が960時間(月換算で80時間)に設定され、各病院の常勤医だけでは、当直体制の維持が困難になるケースが頻発するでしょう。
医師の業務が長時間化する背景には、業務の特殊性にあります。通常の手術を含めた診療業務以外にも、患者さんへの説明、診断書の作成など数多くの種類の業務を行い、また、夜間には救急患者の確保のため、宿直を行います。現行法でも、28時間以上の休憩なき連続労働は認められていませんので、前日朝から勤務した場合、宿直明けは昼頃までしか勤務できない決まりですが、常勤医の数に限りがあることから、夕方夜間まで連続勤務することが常態化しています。
我々、「脳プロブレム」が運営するポータルサイトでは、働き方改革時代の、医師の業務負担の軽減のサポートも1つの目標としています。医師の業務を軽減するためには、タスクシフティングが重要です。これは、医師の業務のうち、可能なものを様々な職種へ移管することを意味します。検査や入院の説明、カルテや診断書の入力を含めた書類作業は医師以外の職種が実施可能です。また、特定看護師であれば、動脈採血などの高度な医療行為を遂行することも可能となっています。
タスクシフティングをスムーズに行うためには、コメディカルの方々がしっかりとした知識を身につけることが重要です。また、検査や入院の説明をする際に、各病院で資料を作成するのには少々手間がかかります。
当サイトでの病気、検査、治療法の説明ページをそのまま利用し、患者様に説明していただけるような内容を掲載しています。今後は脳卒中認定看護師や特定看護師の方々やそれを目指す方を対象とした内容も順次更新していく予定です。さらには、宿直医確保のための人材派遣等もすでに準備段階にあります。
当社の企画に賛同してくださる病院様、事業者様や医療従事者個人の皆様におかれましては、順次リンク掲載させていただく予定ですので、お気軽にこちら(リンク)からご連絡ください。当サイトのPV数をお知りになりたい方はこちらをご覧ください。働き方改革時代をうまく乗り切るために、共に頑張りましょう!