大脳は部位によっていろいろな機能をつかさどっています。
大脳の部位とその機能について簡単にまとめました。
前頭葉
おでこの奥にある部分です。運動機能や思考判断に関わっており、感情のコントロールも担っています。
⇒前頭葉が障害されてしまうと、問題を解決する能力、計画を立てたり行動を起こしたりする能力が失われます。また、食事の嗜好が変化したり、自分や周囲に対しても無関心になり自発性が低下したりします。
頭頂葉
頭のてっぺん近くにある部分です。体の感覚を認識する機能が最も有名ですが、その他にも空間の認識、計算や文字の書き取りなども担っています。
⇒頭頂葉が障害されてしまうと、字を書くことができない、計算ができない、親指か小指かわからない、左右がわからないなどの症状が現れます。また感覚・温度覚・痛覚、さらには、関節の位置や動かす方向がわからなくなります。
側頭葉
耳の上あたりにある部分です。主に聴覚を担っています。その他にも言葉の受容、目で見たものの記憶やにおいにも関連しています。
⇒側頭葉が障害されてしまうと、言葉の記憶や理解能力が低下してしまうため、コミュニケーションがうまくとれなくなります。
後頭葉
頭の後ろにある部分です。主に視覚をつかさどっています。目から入った情報を目の奥の網膜が電気信号に変換し、視神経を通って後頭葉に伝えられます。後頭葉に入った光情報は頭頂葉と協力して処理され、さまざまなものを認知しています。
⇒後頭葉が障害されてしまうと、視覚によって物を認識するということができなくなります。左側の障害では両目とも右半分の視野が失われます。
脳の機能は複雑でまだまだ分かっていないことが多いです。また、利き手や各個人によって少しずつ機能が違ってきます。
noteにも掲載しています。
⇒https://note.com/nouproblem/n/n14f0adb2930c
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