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糖尿病について

慢性期

糖尿病によって高血糖の状態が続いてしまうと、脳の血管に動脈硬化を引き起こし、通常の方の2倍以上の頻度で脳梗塞を発症します。今回は糖尿病について記事を書いていきます。

糖尿病の種類

糖尿病には、1型糖尿病と2型糖尿病の2種類があります。1型糖尿病は自己免疫が原因で起きるもので、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが分泌されないことで、発症します。一方で、2型糖尿病は遺伝的な要素によるインスリン分泌の低下と生活習慣の悪化によるインスリン抵抗性により発症します。2型糖尿病が糖尿病全体の90-95%を占めています。ので、糖尿病といった場合には、2型糖尿病のことをあらわすことが多いのです。

糖尿病の診断基準

糖尿病の診断基準は、以下の通りです。

早朝空腹時血糖 126mg/dL以上

ブドウ糖負荷試験2時間値200mg/dL以上

随時血糖200mg/dL以上

のいずれかとHbA1c 6.5%以上

の両方を満たす場合に糖尿病と診断されます。

糖尿病の全身合併症

糖尿病は全身の血管の動脈硬化を進行させます。ですので、脳梗塞や心筋梗塞以外にも全身に分布する細い血管が障害されるのです。網膜、腎臓、神経に分布する血管がやられてしまうと、それぞれ糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、末梢神経障害を発症します。網膜症になれば失明し、腎機能障害は最終的には透析が必要となります。

HbA1cとその治療目標

HbA1cとは血液検査の1項目で、直近1-2か月の血糖の平均値をあらわした指標です。先ほども書いた通り、6.5%以上であることが、糖尿病診断の基準の1つであり、「糖尿病型」と呼ばれます。

さて、治療目標ですが、糖尿病合併症予防の観点から、HbA1cは7.0%未満を目指しましょう。血糖値の目安は、空腹時血糖値130mg/dL未満、食後2時間血糖値180mg/dL未満がおおよその目標です。

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