患者様やご家族様、医療従事者様への支えとなる脳の病気の知識を紹介しています
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脳卒中患者が利用できる社会的サービス

コラム

はじめに

脳卒中とは、脳の血管が詰まったり破れたりすることで、脳がダメージを受ける病気です。

脳は場所によって異なる機能を持っており、ダメージを受ける部分によって、手足が動かない(麻痺)、言葉が理解できない・話せない(失語)、目が見えない(視野障害)といった様々な症状(後遺症)を引き起こします。

脳卒中になってしまった場合、飲み薬や点滴による治療に加えて、長期間にわたるリハビリが必要になる可能性があります。今までできていたことが急にできなくなってしまうというギャップから、患者さん自身の精神的、社会的な負担も計り知れません。また、元通りの生活に戻るためには、家族や友人の協力や医療的サポートが必要となります。
そこで脳卒中後に元の生活に戻る際に必要な手続きや知っておくと便利なサービスなどを説明します。入院中は病院でのリハビリや医療従事者のサポートがありますが、退院後は家族が中心になってケアを行っていく必要があります。

要介護認定

まずは早めに要介護認定を受けることが重要です。認定を受けることにより、公的介護保険のもと介護給付(サービス)を受けられます

・介護保険は65歳以上の方、および40~64歳で特定の病気に当てはまり、介護が必要な方が利用できます。
脳卒中は特定の病気に当てはまるので、40歳以上で介護が必要であれば申請が可能です。

介護保険利用の手続き

 1.市区町村の窓口に申請します。

 2.申請後、調査員が患者さんの状態を直接調査します。医師の意見書と合わせて介護認定をおこないます。

※介護保険では、必要な介護の程度によって要支援1・2、要介護1~5の7段階に分けられます。日常生活に必要な動作に対し、常に介護を必要とする場合は要介護と判定され、日常生活に支障がある場合には要支援と判定されます。

 3. 介護認定を受けたら、ケアマネージャーとケアプラン(どのような介護内容のサービスをいつ、どれだけ利用するのか)を一緒に作成していきます。

 ⇒要支援の方は包括支援センター、要介護の方は居宅介護支援事業所が担当になります。

4. 実際に、ケアプランに基づいてサービスを利用していきます。

※介護保険のサービスを利用するにはいくつかの段階を踏まなければいけません。時間を要するので入院中からの手続きをおすすめします

介護保険サービス内容

自宅で生活しながら受けることができる主なサービス

・日帰りで医療機関や介護施設に通う

⇒通所リハビリテーション(デイケア)

通所介護(デイサービス)

・自宅に医療従事者が訪問してサービスを受ける

⇒訪問リハビリテーション

訪問看護

訪問介護

訪問入浴介護

・福祉用具貸し出し

・住宅改修

施設に入所して受けることができるサービス

・特別養護老人ホーム

・介護老人保健施設

・介護療養型医療施設

上記が介護保険で受けることができるサービスです。これらの利用は、先ほど説明したケアプラン作成の時に、ケアマネージャーとともにどのサービスを利用するのか決めていきます。

費用 

介護保険で利用できる利用限度額は、要介護度の区分(要支援・要介護)によって決められてます。その限度額の中で、サービスにかかる費用の1割を自己負担します。利用限度額を超えたサービスの利用分は全額自己負担です。費用についてはケアマネージャーに相談しましょう。

脳卒中の後遺症の程度によっては、ご家族の方だけでは負担が大きすぎることがあります。介護保険のサービスを積極的に利用していくことが必要です。

介護保険と医療保険の違い 

介護保険と医療保険は同じ【保険】ですが、内容が異なります。40歳以上で介護が必要となった時に介護にあたる利用料を給付してくれるのが【介護保険】、医療行為の費用を一部負担してくれることで経済的なサポートをしてくれるのが【医療保険】になります。

同じ保険という言葉が入っており、どちらも経済的な負担をカバーしてくれるという意味では同じですが、カバーする内容は異なってきますので、違いを理解しておくことが大切です。

noteにも掲載しています。
https://note.com/nouproblem/n/n63fd99904c1d

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