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看護師の雇用形態について(体験談)

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看護師には様々な働き方があり、働く時間帯も日勤から夜勤まで複数の形態があります。今回は脳プロブレム編集部看護師がこれまで経験してきた様々な働き方についての体験談を詳しく解説していきます。

正社員

正社員とは、病院やクリニックで正規雇用として働いている常勤看護師のことです。現在約8割の看護師が正規雇用となっており、看護師の働き方のなかで、最も多い雇用形態となっています。正社員として働くメリットは、収入が安定していることと、ボーナス・社会保険・福利厚生までしっかり充実していることです。また昇給やキャリアアップも望めるというメリットもあります。一方で、デメリットとしては、決まった回数の夜勤や残業、断れない勤務交代もありますので、体への負担は大きくなります。結婚や出産・育児・介護などのライフイベントの際の、仕事と家庭の両立が難しくなるケースもあるでしょう。雇用が安定しているという点ではとても心強い一方で、正社員ならではの業務も含めて、時間に縛られる傾向にあります。

契約社員

契約社員は、正社員と同じく雇用主である病院と直接契約する働き方です。契約社員の場合は、病院と交わす契約書に勤務条件や雇用契約の期間が定められています。メリットは、契約内容によっては夜勤や残業などがないケースもあり正社員より負担が少ないことです。また、契約で禁止されていなければ、ダブルワークや副業も可能です。プライベートの時間を重視したい人や、人間関係に必要以上に縛られない働き方をしたい人には向いています。デメリットとしては一般的に正社員より給与が低くなる傾向があります。また、昇進や昇給もありません。病院・企業側の都合によっては契約が更新されないこともあるため、安定した働き方ではありません。私の体験談ですが、病院・企業側の都合で1ヶ月前に突然事業自体が終了となり、契約終了が言い渡された事もあります。また場所にもよりますが、自身の力量ややる気、成果等が契約継続の有無に関わるため、継続した勤務がシビアなケースもあります。

パート・アルバイト

時間単位で勤務するパートやアルバイトなどの働き方は、夫の扶養範囲内で働きたい人や、子育てや介護などで短時間だけしか働けない人に最適です。短時間でもある程度の収入を得られるのがメリットです。キャリアアップは難しいものの、ダブルワークをしたい人や隙間時間を使って働きたい人には向いています。しかし短時間で人員を募集している病院・企業は、それほど多くないため、職探しの際に吟味する必要があります。

派遣社員

派遣社員の場合、雇用契約は人材派遣会社と結ぶのが基本です。勤務条件についての交渉はすべて派遣会社が代行し、給与や福利厚生なども派遣会社の規定に基づきます。業務の範囲は正規雇用の看護師と変わりない職場もあれば、点滴をとることが出来ない等業務範囲が狭い施設もあります。残業や夜勤はなく勉強会などへの参加も不要です。キャリアアップや安定性という点ではあまり期待できないものの、面倒な人間関係が苦手な人や、プライベートの時間をしっかり確保したい人には向いています。また普通のパート・アルバイトより、給与が高い傾向にあります。しかし派遣を募集している場所は、人材が不足している職場が多い印象です。

現在ではさまざまなライフスタイルに合わせた働き方ができるようになりました。アルバイトやパートといった短時間勤務だけでなく、正社員のようにフルタイムで働きながらプライベートも充実できる、契約社員や派遣社員といった働き方もあります。看護師の仕事を長く続けるためにも、自分の理想とするワークライフバランスを実現できる働き方を見つけましょう。

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