穿頭術とは、頭を「穿つ」という字の通り、頭に小さい穴をあけて行う手術のことです。
頭の皮膚に部分的に麻酔薬を注射(局所麻酔)し、頭皮を3cm程度切ったのち、手回しドリルなどで、1.5cm程度の穴をあけ、手術を行います。
主に以下のような目的で行われます。
・慢性硬膜下血腫、水頭症、脳室内出血など、頭の中にたまった液体を抜く
・水頭症などでたまった液体を排出するためのチューブ(シャント)をうめこむ
・脳腫瘍(頭の中のできもの)を一部かじって取ってくる
・内視鏡手術の際に内視鏡を頭の中に入れるための入り口を作る
頭蓋骨にできた穴は、骨の削りカスや人工物で埋めることもありますが、そのままにしておいても、いずれ骨が再生されます。
傷は非常に小さく、髪の毛の中にあるため、目立たないことが多いです。抜糸は1週間程度で行います。
noteにも掲載しています。
⇒https://note.com/nouproblem/n/nb025570afa4c
コメント