患者様やご家族様、医療従事者様への支えとなる脳の病気の知識を紹介しています
詳細はこちら

頚動脈狭窄症の治療

治療法

頚動脈狭窄症とは?

高血圧脂質異常症などの生活習慣病やたばこなどによって、全身の動脈硬化が進行します。頚動脈狭窄症は、首の血管にコレステロールの成分のかたまり(プラーク)が形成され、血管が狭くなる病気です。血管が狭くなることで脳の血流が低下したり、コレステロールのかたまりが頭に飛んで行ったりすることで、脳梗塞を起こしてしまうことがあります。病気の詳細はこちらをご覧ください。

頚動脈狭窄症は治療すべき?

超音波やMRIで偶然見つかったものは、もし症状がなければ、飲み薬による治療が最適です。その理由としては、症状がない頚動脈狭窄症が脳梗塞になる確率は、1年あたり0.5%程度と非常に低いからです。無症状の場合には、血液をサラサラにする薬(抗血小板薬)に加えて、生活習慣病の改善が最も重要になります。

一方で、症状がある(手足の脱力、目が見えなくなるなど)場合や脳梗塞を起こしてしまった場合には、もう一度脳梗塞を起こす可能性がありますので、何らかの外科的治療をおすすめします。

頚動脈狭窄症の外科的治療とは? ~2つの治療法~

1. CEA(頸動脈内膜剥離術)

古くからおこなわれている方法で、1つは首を直接切り、頚動脈を切開して、プラークを取り除く手術(頸動脈内膜剥離術)です。麻酔は、全身麻酔(意識が完全になくなる)で行われ、頚動脈の血流を一時的に止め、血管の中のプラークをはがして、取り除きます。開いた血管は丁寧に縫い合わせ、血流を再開させます。通常、治療は2~3時間程度で終了します。

以下のような合併症のリスクがあります。

血管を縫った部分からの出血

舌の動きが悪くなる

声がかすれる

飲み込みが悪くなる

縫った部分からの出血が最も重症になりますので、しっかりと縫い合わせることが非常に大切です。

2. CAS(頚動脈ステント留置術)

血管内治療の1つです。局所麻酔で、足の付け根もしくは腕の血管からカテーテルという細い管を誘導し、ステント(金属の網目)で狭くなった部分を広げ、プラークを壁に押し付けます。局所麻酔で、首に傷を作らなくて済む一方で、プラークがやわらかい場合には、ステントで押し付けた際に脳の血管に飛んでいき脳梗塞を起こすリスクがあります。

以下のような合併症のリスクがあります。

血管を突き破る

治療後の脳梗塞

足の付け根(もしくは)腕の出血

どちらの治療が良いのか?

治療の選択には、年齢、全身状態、他のご病気、狭くなっている度合い、プラークの場所ややわらかさなどさまざまな因子を総合的に判断して決定します。ですので、どちらの治療もできる病院で、主治医の先生とよく話し合って、決めることをおすすめします。

noteにも掲載しています。
https://note.com/nouproblem/n/n2230f5bbd838

Follow me!

  • X

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました