患者様やご家族様、医療従事者様への支えとなる脳の病気の知識を紹介しています
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症候性てんかん

脳の病気

症候性てんかんとは?

てんかんとは、100-200人に1人くらいの方がもっている病気で、脳の神経細胞に異常な電気的活動や過剰放電が起きることで、けいれん(ぴくぴくする動き)などの症状を繰り返します。症候性てんかんは、てんかんの一種で脳梗塞脳出血脳腫瘍、頭部外傷・脳挫傷(頭を打ったあとに脳障害されること)、脳炎・髄膜炎などの脳の異常が原因で起きるてんかんのことです。近年の高齢化社会により、高齢者の症候性てんかんは増えています。高齢者の場合、てんかん発作によって転倒してしまい、骨折などの二次被害を引き起こしがちです。

検査は?

CTやMRIなどの画像検査によって、頭の中の病気の有無を調べます。また、脳波検査は、頭皮に電極をはりつけて、脳内の電気活動を観察する検査で、てんかん診断に非常に有用です。

治療は?

頭の中の病気の治療を優先します。特に、脳腫瘍は開頭術により取り除くことで、症状の改善が期待できます。一方で、脳梗塞や髄膜炎などで障害されている部分は、手術で取り除くことができません。このような場合には、てんかん発作を止める飲み薬による治療を行います。飲み薬によっては、血液の中の濃度を測りながら、調整するものもあり、定期的に外来で採決が必要な場合もあります。日常生活でも、睡眠不足、アルコール、パチンコなどの光刺激や体温の上昇はてんかん発作を起こしやすくしますので、規則正しく、かつなるべく光刺激を避ける生活をしていただくほうがよいでしょう。もちろん薬の飲み忘れには十分注意してください。

noteにも掲載しています。
https://note.com/nouproblem/n/n034407681dfe

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