脳梗塞とは、頭の血管が詰まり、その結果、脳の組織が壊死してしまう病気です。
脳梗塞になった後に行う治療は
- 急いで行う治療
- 再度脳梗塞が起こるのを防ぐ治療
- リハビリ
の3つあります。それぞれにリンクをつけておりますので、詳しく知りたい方はご確認ください!
1. 急いで行う治療
1-1. 血栓を溶かす
tPAという点滴は、頭の血管に詰まっている血栓を溶かすお薬です。とても有効性が高いお薬ですが、一般的に発症してから4時間半以内の方にしか使用できません。また、血液をサラサラにする性質から出血リスクを高めるため、慎重に投与されなければなりません。
1-2. 直接血栓を取る
血栓回収術といわれます。血管の中を、「カテーテル」という細い管で通していき、ステントという金網状の機器でかき出す方法です(血管内治療)。脳梗塞の範囲や症状の強さによりますが、発症してから24時間以内でも血管内治療を行うことが可能になっています。
2. 脳梗塞がもう1回起きるのを防ぐ
脳梗塞を1回起こしてしまうと、もう1度繰り返す確率が非常に高くなります。血をサラサラにするお薬を飲むことで、脳梗塞が再発するのを予防します。基本的にはこのお薬は一生飲み続けなければなりません。けがをした時に血が止まりにくくなるので、注意が必要です。
3. リハビリ
脳梗塞の後遺症には、脳の場所によって非常にさまざまです。症状に合わせて、適切なリハビリを行うことが必要になってきます。とくに発症してから半年間は歩くことや日常生活で行う動きを中心に医療機関でリハビリを行います。半年以降では自宅や通院でリハビリを継続します。
脳梗塞の治療は色々なものがあり、また、長期間リハビリが必要な病気です。主治医の先生とよく話し合いながら、よりよい治療を相談してください。
noteにも掲載しています。
⇒https://note.com/nouproblem/n/n0bb050823aa3
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